知らんがな。 -2ページ目

冬の到来。


だんだん、肌寒く感じることが多くなってきた。

今週末には、恒例になりつつある、会社の忘年温泉旅行がある。

これは、毎年毎年
とても愉快な思い出ができる、
とても楽しいイベントである。

もう今回で、参加するのは
4回目とか5回目になるだろうか。

そのたびに、余興に
全身全霊をかけていた、バカな
思い出がフラッシュバックする。

映画のいいとこで
フラッシュバックが使われると
なんか、ちょっと感動する。

でも、僕の『余興のフラッシュバック』は、

ホッシーの金粉ショーだったり、

朝の公園で、全身タイツでビデオ撮影してたら
チビッコに「変態や。変態や。警察よんだれ、警察。」とか
言われているとこだったり、

アルファロメオのボンネットで、お好み焼きを
つくってるとこだったり。と

まったく、感動できるものではない。


しかし、今年は何もしない。

「次世代に引き継げ。」

と、上司から言われた。

ことばだけ聞くと、かっこいいが
引き継ぐものが引き継ぐものである。

それで、いいのか。


そんなことは、さておき
週末がとても楽しみだ。

新人のビッグマウスふもっちゃんは、

「余興やりますよ!すげー、盛り上げますよ。」

と、息巻いていた1ヶ月前とは打って変わって
最近は、

「やばいっすよ。まじやばいっす。」

の連発だ。

そういいながらも、新人で
ここ何週間か、土日ずっと集まっているらしい。

このどうでもいいことに、
全力を注ぐ、姿勢が素晴らしい。

冬の風物詩となった、温泉旅行。

今年はどんな思い出ができるのか。

期待に胸が膨らむ、火曜日である。

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ちなみに、昨日の夜、
みんなでごはんを食べにいったときの話である。

もうコートは着ていいのか、まだなのか。

の話になった。

人間ウォッチングが趣味のホッシーは言った。

「でも女の子とか、もうコートだけやなくて、
手巻きのマフラーみたいなん、グルーって巻いてるよな。」


手編みである。

寿司ではない。

幸せのイチゴ。


僕にも何人かの、親友とよべる奴がいる。

その中の一人の話だ。

そいつとは、中学二年のときに出会った。

出席番号が、僕の次なので
席が前後だったりした。

その頃のそいつは、
ぽっちゃりで、どんくさいキャラだった。

ほんとに、どんくさい。

というか、間がわるい。

席は僕が前で、そいつが後ろなので
授業中とかよく、僕が後ろを向いて
そいつにしょうもないことを言っていた。

そして、そいつはそれにゲラゲラ笑っていた。

どうみても、うるさいのは僕だし
後ろ向いてるのは僕なのだが、
いつも先生から怒られるのは、
そいつだった。

体育の時間もそうだ。

整列して、僕が後ろむいて
ギャーギャーそいつにボケて
そいつは、笑わされてるだけなのに
先生になぐられるのは、そいつだ。

ここまでくると、とても面白かった。


そいつは、文房具が好きだった。

男のくせに、毎日のように文房具屋さんに行って
なんかよくわからない、サルとかスヌーピーとかの
消しゴムやら、シャーペンやらを買っていた。

僕には理解できなかったが
そいつはいつも、それを僕に自慢した。


先に言っとくと、僕もそいつも
成績はいたって、「バカ」の領域である。

なので、テスト前は大騒ぎだった。

あるテストでのできごとだ。

世界史かなんかだったと思う。

もう、ものすごい数の
『世界のデキゴト』を暗記しなくてはならず
「バカ」の領域にいる僕らは、
規模でいうと、『茨城県のデキゴト』ぐらいを暗記し、
『茨城県のデキゴト』から出題されることを
普段は、どうでもいい神様に祈るのみだった。

そんな、朝である。

そいつは、僕にこっそり言ってきた。

「俺、今日の世界史のカンニングペーパーつくってきたで。」

「まじで?」

「おー、見てみ。」

そいつは、ミッキーの筆箱からこっそりだした。

それは、教科書を縮小コピーして
完全に糊づけされた
『ミニ教科書』だった。

「すげー。おまえこれ、すごいなー。」

完全に糊づけして、『本』状になっていた。

「そやろ。これ回したろか?」

「おう、たのむわ。」

バカが集まるとこうなる。

関西人がふたり集まると、漫才になる。


そして、テストは始まった。

僕は、世界に飛び込んだ。

やっぱり、世界はデカかった。

茨城県でのデキゴトなんか
ほぼ見当たらない。。。

もう、こうなれば
『ミニ教科書』に頼るしかない。

そいつを待つことにした。

ドキドキである。

後ろでは、先生の目を盗み
『ミニ教科書』を奴がだしていた。


そのときである。

僕の鼻に、イチゴの香りが舞い込んできた。

ん? なんや?

明らかに、イチゴガム的な香りである。

誰か、ガムくーてんのかな?

ぷんぷんしてきた。

あっ! わかった!

こいつや。(後ろの親友)


前の日、そいつは『イチゴの糊』を
買ったと自慢していた。

においも、色もイチゴである。。。。

あれや。。。
こいつは、あれ、つこたんや。。。

目立つやんけ。。。


予想通りである。

先生が見回りで通ると、
僕たちのまわりだけ、
イチゴのにおいがぷんぷんだ。

先生は立ち止まった。

心なしか、ちょっとクンクンいってるのがわかる。

先生は、誰かがガムか、あめを食べてると思い
あたりを見回す。
(中学校は、買い食い禁止だった)

ぷんぷんにおうから、当たり前である。

そのおかげで、先生は
カンニングというよりも
買い食い犯人に意識を置き、
結局僕らの席付近は、要監視地域になった。

結果は、『町内史』レベルだった。。

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そんなどんくさいやつも、
高校になると、がむしゃらに勉強し
学年トップになった。

大学も、成績優秀で卒業し
今は、某都銀で活躍中である。

2月に結婚する。と
このまえ電話があった。

今から、結婚式での
スピーチがとても楽しみである。

関スパ。


今日、晩飯を食ったときに(中華)
思い出したので書こうと思う。

僕は、関西出身だ。

そして、こっち(東京)に来たのだが、
関西時代の先輩も何人かこっちにきている。

その関西の先輩と、こっちで知り合った友達たちと
しゃべってたときの話だ。

なぜだか、話題がスーパーマーケットの話になった。

あーでもない、こーでもないと。

そんなとき、関西の先輩が言った。

「でも、関スパってさー。」

普通に話す。

東京の人たちは、?である。

「関スパ?」

「そうや、関スパやんけ。関スパ。」
(同じこと2回いうとこが、これまた関西人だ。)

「なにそれ?」

「は?なに言うてんねん。
関スパ言うたら、関西スーパーやんけ!」

「知らねーよ。」

「なんで、知らんねん。
関スパこっちないんか?」

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はい。先輩。

関西スーパーなので。。。

申し訳ないっす。

おいしさの輪は、着々と広げてるみたいなのですが。。。

http://www.kansaisuper.co.jp/shop-guide/index.html

こればっかりは。


聞くと、関スパは全国展開と思っていたらしい。

おそるべし、地域密着型スーパー。

ゴーゴー!ウォシュレット。

僕の働いているオフィスのトイレは
ウォシュレットだ。

快適である。

トイレに行くと、
ビュービューいっている。

しかし、このビルのウォシュレットは
深夜の何時だかになると止まるのである。

謎である。

深夜、残業に疲れて
トイレに入る。

スカッと用をたして
何も考えず、ボーっと
ウォシュレットのボタンをおす。

反応しない。

もう一回おす。

反応しない。

なんだよ。
と思い、他のボタンも押す。

ビデとかも押してみる。

無反応である。

僕は、とてもがっくしくる。

深夜の残業で、とても疲れ
ふーっと一息入れて
自分で何もしなくても
ボタン一つで、ビューっと
洗ってくれる、あの感じが
とても癒されるのに。

こいつが、出動しないと
自力でシコシコふかなくてはいけないのだ。

めんどくさい。

なんで、遅くまで働いて
僕は、好き好んで
トイレットペーパーを手にまきつけ
尻をふかなきゃいけないのだ。

確認付で。

なにをやっとんねん。

とても、つっこみたくなる。

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これは、なんでもオートメーションな時代の
贅沢さなのか。

でも、やっぱり
深夜こそ、
ビューっときてほしい。

切に願う。

歌舞伎合い。


今日、電車の乗り換えで渋谷を通った。

休日ということもあり
人でごったがえしていた。

ごったがえしている人種も
さすが、渋谷で
すごい髪型、すごい服な
歌舞いた人たちがいっぱいいた。

そんななか、
歌舞いたカップルが電車を降りて歩いていた。

女の子も、なんか切れたような
ジージャンにジーパン
すごいブーツ。

化粧というか、アートなメイク。

男は、185cmぐらいあって
くるくるパーマに
革ジャン、ジーパン、
そして下駄をはいていた。

185cmぐらいが、でかいパーマをかけて
下駄をはいて、
195cmぐらいになっていた。

そんなファッションに
僕も少し、視線を奪われた。

他にもそれに気づいた人たちは
視線を奪われていた。

やはり、みんな
変わってるなーと
いう感じでみていたのだろうか。

そんな視線を奪われた人のなかに
ライオンみたいな髪型の
男の子がいた。

この子もかなり歌舞いていた。

その子も、下駄に釘付けだった。



「あ、こういう子も
他の歌舞いた人のファッションは
気になるんだ、めずらしく思うんだ。」

と、思った。

だいたいこういう、
かなり変わった格好をする人たちは
『周りの目なんか、気にしません系』の人々で
人のファッションなんか
気にしてません。

というものだと思ってた。


ファッション雑誌のインタビューなんかも
「どこで、ファッション情報を仕入れますか?」
みたいな質問に対して
おしゃれな人ほど、いやおしゃれな人と見られたい人ほど
というのが正しいのか、
雑誌とかでなく、「特に意識してない。」とか
「適当に入った店で気に入ったものを買ってる。」とか
答えているように思う。

ほんまか?

と僕はいつも思っていた。

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なにが言いたいのか、よくわからなくなってきたが
とりあえず、

人間って、
気にしてないと思ってることが、
実は一番気にしている。

のかなと
考えさせられた、今日だった。

あ、今月のメンズノンノ買ってかえんなきゃ。

葉っぱ。


僕の入れてもらっているチームのリーダーの話だ。

そのひとは、とても優秀で
僕も大変御世話になり、尊敬している。

しかし、このリーダーは
とてもおちゃめだ。

最近よく、一緒に行動をすることがあり気づいたのだが
このひとは、毎回エレベーターを待っていて
扉が開いたら、絶対に
開いた瞬間につっこむ。

そしてもちろんのこと、
降りる人とぶつかりそうになって、

「あっ」

という感じで
後ろに戻る。

これが、途中の階とかでの話なら
まだわかるが、1階だろうが最上階だろうが
そんなことは関係ない。

毎回つっこむ。

そのたびに、

「あっ」

をやっている。

エレベーターで思い出したが
うちのおやじとおふくろも
エレベーターは苦手である。

うちのおやじとおふくろは、
エレベーターにのっていて、
目的の階じゃなくても、扉が開いたら降りる癖がある。

正月のことである。

食事をしようと
ホテルのエレベーターにのりこんだ。

目的地は8階だが
2階で扉が開いて、他のひとたちにつられて
おふくろは降りた。

それに気づいたおやじは、嬉しそうに突っ込む。

「なにやってんの。おまえここ2階や。2階やで。
たのむわほんま。」

嬉しそうである。

そして6階に止まった。

おやじは降りた。。。。

自分で気づき、大声で笑っている。

もちろん僕は他人の振りだ。

そんなことは、置いといてリーダーの話に戻ろう。

リーダーの、開いたらすぐ乗る癖を
僕は飯のときに、話した。

同じチームの山ちゃんやら、作ちゃんやら
取引先のとみさんやら、ゲラゲラ笑った。

リーダーも笑いながら

「癖といえばさー、昔さー
同じ会社の人ですげー人がいたんだよ。」

その人は、エレベーターに乗ったら
扉にぎりぎりのところに立つらしい。

だから、開いた瞬間
待っている人は、びびるらしい。

ホラーバージョンのいないいないバーだ。

その人は、他にも変わった癖をもち
廊下を歩くとき、必ず触るポイントというのが
決まっているらしい。


壁のここ。観葉植物のこの葉っぱ。と。

ポンっと触っていくらしい。

それは、絶対に触らなきゃ
気が済まないらしい。

あるとき、触りすぎで
その葉っぱが枯れて、大パニックになったと。
(この話は、怪しい。リーダーの作り話と
疑ってままならない。)

そんななか、あるときリーダーが
深夜2時ごろ残業をしていたらしい。

電話がなった。

「はい、もしもし。」

「おー、○○か。遅いなー。
頑張ってるなーおまえ。」

「はい、ありがとうございます。」

「あのさー、悪いんだけどさー、
俺の机いってさー。机の前に張ってある
日めくりカレンダーがあるんだけど、
それ今日めくるの忘れちゃったから
めくっといてくんねー?」



用件はそれっだけだったらしい。

深夜2時でだ。

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世の中には、いろんな癖をもった人がたくさんいる。

すばらしいことだ。

僕の癖はいったいなんなんだろう。

友達のユーゾーに言われた僕の口癖は
「腹へった。」
らしい。

言われてみると、言ってるような気がする。


さー、あとちょっと残ったシゴトを
いつもリーダーから言われる

「もっと、まわりを見てシゴトをしろ。」

を肝に頑張りますか。

イノベイティブ。


今日、休憩をしていたときの話である。

山ちゃんとニーハラさんと、3人で休憩していた。

僕以外の二人は、結婚していて子供がいる。

山ちゃんとこは、2歳のワンパク坊主で
ニーハラさんとこは、先日生まれた男の子だ。

話は、山ちゃんの
子供が自分で動けるようになったら大変だよという話になった。

家でパソコンを開いてシゴトしてようものなら
バンバンパソコンたたきだすわ、
ノートの液晶を逆に折ろうとするわ、
電話してたら
俺に代われの一点張りらしい。

彼は、大人のビジネスの世界に飛び込んで
何を話す気なのだろう。

その勇気に乾杯である。

そんな『やくざ』話が終わり、
山ちゃんが言った。

「でもねー、気をつけないといけないんだよね。 口癖。
まねるんだよ。子供が。」

「ほー。」

「しかもね。使い方もちゃんとわかってるんだよ。」

「ほー。」

「俺さー、なんかあったら『やべー。』って言うでしょ。
それをねー、使うのよ。」

「この前さー、子供がさー、
おむつ脱ぐときに、かかとにうんこがついちゃって
『やべー。』って言ってたんだよね。」

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爆笑だった。

『やべー。』という言葉は
世間でよく使われてると思う。

しかし、

おむつを脱いだら、自分のかかとにうんこがついちゃった
シチュエーションで使ってる人は
なかなかいないと思う。

おそるべし男である。

将来が楽しみである。

ツムツムまだ2歳である。

心理テストブギウギ。


女の子は大好きですね。

僕も、心理テストを人からやってもらうのは
好きだ。

問題を出されて、答えて、
「○○と答えた人は、こんな人です。」
みたいに言われるのって、おもしろい。

よく、考えられた作品だ。

なんか、うまいこと言われた感がある。

人間の「心理」が、よく整理されている。

僕も整理してみた。

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女性のみなさんに質問です。

「あなたの彼は、心理テストを
たくさん知ってますか?」

「はい」と答えたあなた。

気をつけてください。

彼はまちがいなく、コンパに明け暮れています。

僕の知り合いの、まりもっちゃん(音でわかってください。)は
とても、心理テストに詳しい男です。

テンションギャップ。


今日、後輩2人と昼飯に行った。

昼飯どきに2人がしてくれたお話は
とても楽しいものだった。

二人とも、彼女のいない僕に対して
とてもわかりやすく、『彼』『彼女』との話を
嬉しそうにしてくれた。

とても、先輩思いの後輩たちであった。

そんな、楽しい昼飯も食べ終わり、
会社に歩いて戻っていた。

そのときである、
前から一人の女性が歩いてきた。

そのひとは、とてもテンションが低く下を向いて歩いていた。

ぱっと見も、ふちの大きメガネをかけた
おとなしめの事務員さんだった。
髪も黒毛で、表情も暗い。

そんなひとが、前からテクテク歩いてきた。

しかしである。

その人の、胸には大きなオレンジのハートのアップリケがついていた。

めちゃめちゃ目立つ。

よく見ると、それはベスト(チョッキ)だった。

紺の下地で、肩の部分と
胸の大きなハートが、艶やかなオレンジで構成されている。

セーラームーンかと思った。

正しいセーラームーンは、よく知らないが
あくまでもイメージである。

あのベストは、完全にオシャレとして着るものだ。
決して、防寒対策のみで着るものではない。

着れるものでもない。

だって、肩の部分がオレンジで
胸には大きなオレンジのハートがついているのですよ。

テンション高すぎである。

しかも、その他の
下に着たブラウス、パンツなどは
すべて普通である。

突っ込んでくれオーラー全開である。

見知らぬ人にも、心の中で突っ込まれること必至である。

そのあたりを意識、もしくは覚悟の上で着るベストである。
いや、チョッキである。

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僕は思った。

そんなテンションの高いものを着れる心意気があるのなら、
もう少し、表情や性格にテンションを分けてみてはいかがかと。


しかし、そのギャップを
コンセプトに持って生きているのなら
彼女は一枚上手である。

あのときは、誰かに告白をしに行く途中だったのかも
しれない。

そして、呼び出しといて
なかなかしゃべれず、モジモジしたキャラを演じるのかも
しれない。
しっかり、胸には大きなハートがあるのにだ。

やばい。。

そんな、ウイットに富んだ人に対して
僕なんかがコメントをするのは、おこがましい。

釈迦に説法だ。

いや、ちと違う気がする。

このギャップも、僕は楽しみたい。

おいしいおいしいトンカツ屋。

おととい、みんなでトンカツ屋に行った。

そこは、会社のビルの地下にある、よく行くトンカツ屋だ。

僕は、青紫蘇メンチカツを注文した。

みんなも、各々注文した。

ベーシックなトンカツは
80g 120g 200gかなんかの3種類に分かれている。

もちろん、トンカツ屋によくある
『キャベツ』『ご飯』『お味噌汁』は
おかわり自由だ。

しかも、ここのご飯は麦飯だったり
お味噌汁も赤だしで、すごくおいしい。
お漬物までおいしい。
とても、贅沢なトンカツ屋だ。

そして僕の後輩のふもっちゃんは、80gをたのんだ。

お財布とも相談したのだろう。


トンカツが運ばれてきた。
青紫蘇メンチカツもおいしそうだ。
他のみんなの分も、続々来た。

もちろん、ふもっちゃんのとこにも運ばれてきた。

「ちっちゃ!」

店員さんに、トンカツを置いてもらうや否や叫んだ。


失礼である。

これでは、お店がケチってるみたいである。

80gとグラム数を指定したのは、おまえである。

だれも、『ボリューム満点!トンカツ。』
などと銘売っていない。

良心的にグラム数まで表示してくれている紳士な店だ。

そんな失礼な一発をくらわせ
ふもっちゃんはトンカツ(小)に喰らいついた。

もうガツガツである。

トンカツ(小)のコロモたちも
ふもっちゃんの勢いにおされ、丸裸になりそうである。

そんな、ふもっちゃんに感想を聞いたら、

「超うめー!」

「これ、まじやばいっす。」

だった。

僕には、『まじやばいトンカツ』というのは
よくわからない。

そんなこんなで、彼は
80gのトンカツと、500gのご飯、2杯の味噌汁、
日本昔話のように山盛りにしてもらったキャベツ2山を
たいらげた。

「これ、つくったやつスゲー。」

これが、彼の「ごちそうさま」の言葉だった。

ふもっちゃん、まじ熱い25歳男である。

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この、80gのトンカツ代金で
あほほど食った後輩を見て
天才(武)は言った。

「おまえ、そんな食ったんだから店の人に申しわけないだろ。
100円ぐらい追加料金払えよ。
がははがはは。」

・・・。

100円かい。。。