おいしいおいしいトンカツ屋。 | 知らんがな。

おいしいおいしいトンカツ屋。

おととい、みんなでトンカツ屋に行った。

そこは、会社のビルの地下にある、よく行くトンカツ屋だ。

僕は、青紫蘇メンチカツを注文した。

みんなも、各々注文した。

ベーシックなトンカツは
80g 120g 200gかなんかの3種類に分かれている。

もちろん、トンカツ屋によくある
『キャベツ』『ご飯』『お味噌汁』は
おかわり自由だ。

しかも、ここのご飯は麦飯だったり
お味噌汁も赤だしで、すごくおいしい。
お漬物までおいしい。
とても、贅沢なトンカツ屋だ。

そして僕の後輩のふもっちゃんは、80gをたのんだ。

お財布とも相談したのだろう。


トンカツが運ばれてきた。
青紫蘇メンチカツもおいしそうだ。
他のみんなの分も、続々来た。

もちろん、ふもっちゃんのとこにも運ばれてきた。

「ちっちゃ!」

店員さんに、トンカツを置いてもらうや否や叫んだ。


失礼である。

これでは、お店がケチってるみたいである。

80gとグラム数を指定したのは、おまえである。

だれも、『ボリューム満点!トンカツ。』
などと銘売っていない。

良心的にグラム数まで表示してくれている紳士な店だ。

そんな失礼な一発をくらわせ
ふもっちゃんはトンカツ(小)に喰らいついた。

もうガツガツである。

トンカツ(小)のコロモたちも
ふもっちゃんの勢いにおされ、丸裸になりそうである。

そんな、ふもっちゃんに感想を聞いたら、

「超うめー!」

「これ、まじやばいっす。」

だった。

僕には、『まじやばいトンカツ』というのは
よくわからない。

そんなこんなで、彼は
80gのトンカツと、500gのご飯、2杯の味噌汁、
日本昔話のように山盛りにしてもらったキャベツ2山を
たいらげた。

「これ、つくったやつスゲー。」

これが、彼の「ごちそうさま」の言葉だった。

ふもっちゃん、まじ熱い25歳男である。

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この、80gのトンカツ代金で
あほほど食った後輩を見て
天才(武)は言った。

「おまえ、そんな食ったんだから店の人に申しわけないだろ。
100円ぐらい追加料金払えよ。
がははがはは。」

・・・。

100円かい。。。