ガンバレ応援団。 | 知らんがな。

ガンバレ応援団。


今朝、表参道で電車を降りたら
10人ほどの応援団一団といっしょになった。

千代田線から銀座線にのりかえるのだが
どうやら、応援団もいっしょのようだった。

風貌は、ベタな応援団だ。

列の先頭には、幹部生か先輩かわからないが
3人ほど手ぶらで歩いている。
みんな坊主だが、先頭の3人のうち2人は
髭をはやしていた。
(上になれば髭を生やしてもいいのだろう。)

列の後ろには、団旗が入ってると思われる180cmぐらいある
ケースを2人で肩にかついだ人、
やかんやら、大きなかばんやら、ダンボールを持った
1年生が続く。

団旗をかついでる2人は、帽子をかぶっていた。

僕は、興味をひかれたので
幹部の横を歩いた。

幹部の髭めがねが、もう一人の幹部に言っていた。

「横断幕さー、1年にやらせるといつも遅いんだよなー。
1年にやらせなきゃっていうのはわかるんだけどさー。」

下の育成問題について、話していた。

銀座線のホームにつくと、
1年生は幹部と同じ車両にのれないのか
ちょっと離れた、違う車両の乗り場で
待っていた。

幹部と少しはなれた乗り場に、団旗係の3人。
そこからさらにはなれたところに、一年生軍団6人
といったかたちだった。

そのとき、幹部の付き人が
1年をよびにいった。

1年生軍団は付き人によばれると
大きな荷物を持ちながら、小走りで
幹部のほうへむかった。

途中、団旗係(2年生と思われる。)の横を
通るときには、立ち止まって
「失礼シマス!。」と言って頭をさげてから通っていた。

一人ずつ、走ってきてみんな
声をだし、頭をさげてまた走りだすといった感じだった。

ドタドタやってきて、
みんな順番に柱の横で立っている
団旗係にあたまをさげていく。

「失礼シマス!」

「失礼シマス!」

「失礼シマス!」

見てておもしろいけど
気持ちがいい。

そんななか、最後にどんくさそうな子が
やかんと大きなかばんを、ガチャガチャ持ってやってきた。

みんなからちょっと遅れて、必死に走っていた。

ちょっと遅れた彼は
柱で見えないが、
みんなが挨拶しているのを見ると
柱の横には、2年生がいるんだろう。と

それは、どんくさくてもわかっていた。

柱の横にさしかかった。

「失礼シマス!」

立ち止まって挨拶した。

駅員だった。。。

たしかに、帽子はかぶっているが
ちょっと大きい。。

2年生は、そのとなりだった。

その子は、あわてて
振りむき、「失礼します!」と言った。

2回立ち止まって、挨拶したため
さらにみんなとの差があいてしまった。

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ガンバレ1年。

来年になれば、君にも立ち止まって挨拶してくれる
新人が入る。

そのときは、言ってやれ。

「駅で挨拶するときは、駅員に気をつけろ。
まちがいやすいから。」

と。