人気のない携帯電話。 | 知らんがな。

人気のない携帯電話。

先週、じゃいことガリガリ君と昼飯をたべた。

じゃいこは、池袋生まれ池袋育ち。
ガリガリ君と僕は、関西生まれ関西育ち。

そんな3人で、話は関西のおばちゃん話になった。

じゃいこの「関西のおばちゃんてすごいんだろ?
買い物するときは、絶対ねぎるんだろ?」

という偏見発言から始まった。

だが、まんざら偏見でもない。

あれは、うちのおふくろが
「携帯を持ちたい」といいだしたときの話だ。

おやじとおふくろと3人で、ドコモショップに行った。

ドコモショップには
あたりまえだが、新機種を含め
何種類もの携帯電話が並んでいた。

店員さんがやってきた。

「お探しですか?」

「はい。」
おふくろが答えた。

「どのような?」

「いや、もう私が使うやつやから、なんでもいいんです。
メールとか写真とかそんなんなんもいらないんです。
電話だけできたらいいんですよ。
もう、新しいのんとか、そんなんなんもいらんのですよ。」

(『新しいのんとか、そんなんなんもいらんのですよ。』
→どういうことやねん。)

「だから、もう人気のない安いやつでいいんです。」

「あ、そうですか。ではこちらなんか、いかがでしょうか。」

店員さんは、最新機種ではない
いたってシンプルな機種をもってきてくれた。

「これ、人気ないの?」
改めての『人気ない』確認である。

「エッ、まあ、そうですね。他の機種に比べると。」

「じゃあ、なんでもいいんで、これにします。」

お申し込みカウンターに向かった。

お会計になり、値段を言われたときにおふくろは言った。

「で、いくらまけてもらえんの?」

「エ?」

「だって、これ人気ないやつやろ?
ほんなら誰も買わへんやん。
人気ないねんから、まけてーや。」

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がっくしである。_| ̄|○

自分が人気ないのでいい。と言って
さんざん出させといて、
最後には『人気ないからまけろ』て。

アタリ屋である。

ドコモオフィシャルショップで
ねぎり交渉である。