おやじの文句。 | 知らんがな。

おやじの文句。


僕の実家は、商売をしている。
おやじは、帰ってくるとまず風呂に入る。

着替えながら、よくその日のお店でのできごとなどを、
おふくろに話している。
その日は、お店の従業員に対してちょっと怒っていたようだった。

パンツまですべて脱いでも、話は白熱していて
リビングでおやじは、マッパで仁王立ちのまま従業員に対しての文句を
おふくろにとうとうと20分ぐらい話してた。
えらいテンションがあがって、声もだんだん荒々しくなり、
話はクライマックスに突入しました。

「あいつのなにがあかんか言うたら、あいつは出したもんをしまわへん!」ともの凄い剣幕で言ってました。
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「・・・。」

「いや、お父さん。あんたもだしっぱなしですよ。」と、
僕は言えなかった。